古くから日本に伝わる自宅での祝言。 髪を結い、白無垢に袖を通す姿を家族に見守ってもらいたい。 各地で行われている祝言を、ご両家に合わせてご提案いたします。
家で花嫁になる時間は、家族だけの特別な時間です。
家族と共に過ごす時間を大切にゆっくりとした結婚式1日をお過ごしください。
花嫁支度が整うと、花嫁さんのご家族だけの時間・・・。
お父さんとお母さんにご挨拶をされました。
花嫁姿を親御様にお見せすることができる喜び、
娘の花嫁姿を心待ちにしていた親御様の嬉しそうなお顔を拝見すると、家族だけの時間はとても大切な時間だと思います。
花嫁挨拶のあとは、楽しみにお待ちになっていた花婿の家族もお部屋にいらっしゃって賑やかに過ごされていました。
花嫁のお母様も花婿のお母様もとっても嬉しそうです。
祝言は家族で過ごす時間を大切にご案内いたします。
結婚式は人生儀礼のひとつです。
結婚式はイベントではなく、儀礼として伝承していきたいと願っています。
儀礼としての結婚式、祝言で大切な儀式は「盃事」です。
ふたりを結び、家族を結ぶ日本で古くから行われている契約の儀礼です。
盃をかわすことで契約となります。
ご家族に合わせて、親御様にも参加して頂いたり、各地に伝わる祝言の文化をおふたりとご家族に合わせてご提案いたします
現在の結婚式は、花婿花嫁を中心に両家の家族親戚関係、職場、友人等が結婚式場として整えられた立派な会場で結婚式&披露宴のすべてを執り行う形式が多いです。このようなスタイルになったのは戦後(昭和30年頃)からです。
その前までは、結婚式は自宅で行われていました。
まず、仲人と婿、親戚数人が嫁の実家へ行き嫁側の親戚に自己紹介をします。両家の親戚付き合いの初めになりました。盃をかわし、料理が出た後で嫁、婿、仲人は婿方の家に行き(花嫁行列)今度は婿方の親戚を読んで祝宴を開きます。
「 高砂や、この浦舟に帆を上げて、月もろともに入り汐の、波の淡路の島蔭や近く鳴尾の沖過ぎて、はや住の江に着きにけり 」
お祖母ちゃんが嫁いで来た昔、祝言には謡(うたい)がかかせないものだったそうです。新しい門出を迎える二人へ神からの祝福を祈り謡われました。私の記憶では披露宴で仲人や年配の方が披露することが多々ありました。
最近では、西洋文化の結婚式が主流となりほとんど見られなくなりました。昔から大切にしてきた想いはそのまま大切にした現代版の祝言をご提案いたします。