歳時記

7

文月 ふみづき
七夕に
想いを馳せ
文(詩)を書く

文月(7月)

7月の主な行事

七夕(たなばた/しちせき)[7日]

五節句のひとつ七夕は、星祭を中心に行う行事です。織姫と彦星夫婦が年に一度会うこの日の夜は、短冊にに願いを書いて笹の葉につるし、軒端に飾ります。「乞巧奠(きこうでん)」という古事が中国から日本に伝わり、さらに日本独自の「棚機女(たなばたつめ)」伝説が結びついて生まれたもので、お裁縫や書道の上達を願う習わしがあります。

四万六千日(しまんろくせんにち)[10日]

この日に観音菩薩の縁日に参詣すると、1日で4万6千日分、つまり126年分お参りをしたのと同じ功徳を得られるといわれています。東京の浅草寺では江戸時代から続く「ほおずき市」が有名で大勢の参詣人でにぎわいます。

お中元(おちゅうげん)[15日]

お中元を贈る時期は、7月のはじめから15日ごろまでが一般的です。この時期を過ぎたら「暑中御見舞」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞」として贈ります。

夏祭り(なつまつり)/花火大会(はなびたいかい)[7~8月]

夏祭りは人の多い都で疫病など人に害をなす悪霊を鎮めるために行われた祭です。京都三大祭の祇園祭は八坂神社の絢爛豪華な祭で、日本の各地の祭に大きな影響を与えました。

土用の丑の日(どようのうしのひ)[20日ごろ]

夏の土用の期間はもっとも暑い時期なので夏バテ対策にウナギを食べる日として注目されますが、梅を干したり、衣類や書物を風に通して虫干しする「土用干し」の習慣もあります。土用は年に4回あり、立春、立夏、立秋、立冬の前日までの18日間が土用となります。土用の時期は季節の代わり前に当たり、次の季節への準備期間となります。

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